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|| 五月 ||

那須と白河 | 山形へ | 平泉に | 日光


方位は北、

ならば平泉に向かいましょう、
と車を東北へ走らせた暑い夏。

 

しかし、せっかく
陸奥(みちのく)をめざすなら

芭蕉さんの旅を、

というと
それは西行さんや
円仁さんたちの導きだったようですが、

まず、

那須湯本の

 

温泉(ゆぜん)神社へ。

 

ここはあの、那須与一ゆかりの地ですが

 

その奥に進みますと

 


玉藻の前、つまり九尾の狐が呪って

塊となった殺生石が、

おどろおどろと、ごろごろと。

 

やはり、この一帯は

まさに地獄なのでしょうか。

今は

石の毒気はなくなったかもしれませんが

 

芭蕉さんも驚くほど

 

一種独特な雰囲気で

 

忘れがたいものになりました。

 

ただ、その傍らを
谷の方へ戻りますと

 

すぐに

 

鹿の湯が。

 

この温泉街のお湯は

江戸時代に
訪れたい温泉のベスト5に入った名湯。

 


温度別に分かれた湯船の、一番奥は

なんと48度。

湯あたりにはご注意を。

 

ということで

一番奥には
通いなれた主たちが
どーんと陣取り、入り方指南。

 

そして、ここで教えていただいた

 

北湯にまで足を伸ばしますと


 

 

計らずも
なんとも素敵な滝が目の前に。

 

ほっと、いい気に囲まれて
良いひとときがありました。

 

・・・

 

さて、では白河の関へ

とも考えましたが

今、白河は

ここですね。

 

とにかく、絶品
シンプルな醤油らーめん。

 

たんぼの真ん中で2時間並ぶ!
のもどうかとも思いましたが、

 

これが

東京で気軽にラーメンを
食べる事がことができなくなるほど

すっきりとしたスープと、
するっとした麺ののどごし。

 

おもわずため息がでまして、


もう十分に

満足した(笑)
旅の初日になりました。

 

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