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聖地へ | 巴里の近郊とゴッホ | 巴里の街1 | Louvre | 巴里の街2

 

今回は

めずらしく団体ツアーでした。

 

しかし

行きなれない海外での
安全と的確な散策には

何よりで

添乗員さんも
がんばってくれました。

 

ということで

その設定で訪れました
巴里の近郊の街をまとめましょう。

 

まずは

仏蘭西で生まれました
ゴッシク建築の中でも傑作といわれる

Chartres の大聖堂。

 

美しさの中に
独特な威圧感を与えます

ゴッシク様式による
数々の外壁の柱が

 

実は

内部の高さを
支えるだけではなく

 

美しい
ステンドグラスを

 

蒼く
輝かせていました。

 

それが

ロマネスクの記憶とともに

まさに

天上を感じさせます。

 

また

裏手にありました

仏蘭西式の
幾何学的庭園も妖しくも美しく

また

ケルトの祈りの上に建てられ

我が貴婦人を求めたこの場が

 

多くの人々の
巡礼の地であるということを

 

容易に想像させました。

 

・・・

 

それと
比較するのも
いかがかとは思いましたが

両脇の木々を建物と見立てれば

何か
シャンゼリゼ通りのような


この路を歩いていますと

 

王の威信のための

嫌みなほど絢爛豪華な
Versaillesの宮殿の中で

 

格式と礼節を高めた
その光の輝きを浴び

もっと

重苦しい気分に

陥ることも
想像しておりましたが

 

実際に内部に入りまして
目の前にしますと

様々な風雪に耐えて

 

永い年月を越えたためか

思いのほかの
渋い風格に

意外に
落ち着いた風情を楽しむことができました。

 

また
目の前に広がる
多くの民衆に解放したという

広大な仏蘭西式庭園は

何か
ホッとしましたし

 

さらに
この伝説溢れた宮殿内に

Swarovski を飾る
アイデアが

まさに
仏蘭西の革新力を観たおもいです。


伝統は
時代とともに生きておりました。

 

・・・

 

さて

その広い巴里郊外も
かつては深い森だったそうですが

この

どこまでも続く

全く何もない平原に


ぽつんと現れたのは

Auvers-sur-Oise 。

 

こちらは

ゴッホの終焉の地として

 

ゴッホによる

 

多くの名作が
残された街なのですが

 

丘をあがって少し歩きますと

やはり

何もない風景が
目線低くどこまでも広がり

それが

言葉を失ってしまうほどの
美しさを感じさせてくれます。

 

この地に

ゴッホだけでなく

 

多くの画家が

 

訪れたそうです。

 

この場に身を置きますと

景色に
八方から取り囲まれ

 

まさに

景色に
見つめられるような空間を感じました。

 

・・・

 

ところで

長く巴里にいた
あの岡本太郎さんは
こんな言葉を残しています。

 

「けっして狂信的でなく、的確な表現ができた
強靭な理性の人であったゴッホは
最後に芸術の意味をつかんだのだ。」

 


ここにゴッホは

 

テオとともに眠ります。


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