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|| 五月||

お伊勢参り1 | お伊勢参り2 | 北海道1 | 北海道2

 

日本も世界も
相互に厳しい
時代の転換期

 

宇治から旅を始めました。

 

とはいうものの

まずは、宇治の濃茶をいただいて

 

それから
朝日山、 こと平等院を訪ねることに。

 

貴族が栄華を極めていた平安時代に
末法に入ることを畏れ

それを乗り越えるため
建立されたお寺。

 

屋根上に鳳凰を拝し
西方浄土が描かれたお部屋の中に
阿弥陀如来さまを安置したこの鳳凰堂のみは

 

度重なる戦火にも耐えて
今にその思いを伝えています。

この平等院には

歴史の視点でみつめると
天台から浄土への教えを通して
仏教が一般化する芽生えが
あったのかもしれません。


また、
そのような時代であっても

宇治川を挟み、日の昇る
東の対岸に祀られていた

 

宇治上神社は厳かに

 

今と変わらぬお姿だったのでしょうか。

 

夕刻は

 

古来より
民間の信仰を多く集めていた

伏見稲荷神社を

 

今年も訪れることができ

 

再び
お祈りをさせていただきました。

 

・・・

 

次の朝
近鉄線に乗り込んで
伊勢に向かうことにしました。

京都からの電車は途中、奈良を抜けますが

ふと
誘われるように
日が昇る山、三輪山へ。

三輪山は縄文の時代より永い間
御山そのものが神さまとして崇められて

二本の柱が注連縄に
結ばれたその奥には

大神神社の拝殿が
おかれておりました。

 

この御山の地においては
初めての元伊勢も祀られたとのこと。


今は穏やかな奈良の町ですが

この日が昇る三輪山と
日が沈む二上山との間には

箸墓古墳、奈良三山に藤原京など
大和や飛鳥に繋がるロマンの息づかいが。

 

この
古代日本からのやわらかな息吹を感じながら

三輪そうめんでお腹をほっと休めて

さあ、伊勢です。

 

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