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さて、永平寺。
ここは修行をするために開かれた道場。
厳しい修行の覚悟をしたもののために、
いつも山門は開かれているのですが
一般の人々は、どれほど裕福でもそれだけでは通ることは許されず、
門をくぐれるのは求道心のあるもののみ
。
お線香の残り1mmも無駄にすることなく集めて
それを燃やすことで
一日の時刻は確認されていましたが、
チリどころか、磨き上げられた床が示すように
ここでは食べること、お手洗い、掃除、寝ることなど
日常のすべてが、その時に刻まれながら
修行となります。
只管打坐、
身心脱落、
拈華微笑。
IT(情報共有技術)の進化の時代でも
ここは変わらぬ時空観。
・・・
午後は平泉寺へ。
参拝してみると
寺というよりも、門構えも含め、ひっそりと佇む神社。
秋までは日本屈指の苔模様に囲まれた杉木立も、
冬には白に埋もれる雪景色。
訪れる人も少なく
最盛期には48社36堂6千坊、僧8千人の巨大な宗教都市も、
今はとても静かな参拝となりました。
・・・
さて、夜は山中温泉で再び、
かにでした・・・。
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