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五月

金沢と能登その1 | 金沢と能登その2

 

二日目の午後は、金沢をあとにして、和倉温泉に向かいました。

 

途中、高速道路を一時離れ、波打ち際まで車が走れるビーチへ。

 

轍の跡にはちょっと違和感はありますが、
海風の中を走る爽快感は確かに心地よいです。

 

 

そして、気多神社。

そこには少し痛々しい婚活の言葉の数々が。

それが唯一の幸せではないとは思いますが、みんな、がんばれ。

 

 

その後再び高速を走らせると、夕刻には和倉温泉に到着。

 

多田屋。

海辺の部屋からみた、すべてを覆う夕日やおだやかな波、

 

ひたすら静かなこの空間、ただただ贅沢でした。

 

夕食にいただいたのどぐろや、

名産あかにし貝の歯ごたえにも舌鼓。

おなかも微笑み、お風呂でほっこり、ゆったり、満足の夜。

 

 

 

翌日は輪島まで足をのばし、朝市へ。

まず珠洲の塩に目が止まる。

唯一行われている揚げ浜塩田は、
朝の雨で見れないとのこと。とても残念。

 

さて、6000年前には、すでに漆器(Japan)はあったといわれますが、

そのなかでも、輪島塗の美しさに、伝統の深みを垣間みて、

 

またまた、路地ではいろいろとつまみました。

これがなかなか良くて、おいしかったですよ。

 

 

午後は、輪島から外海のドライブへ。

空も海もとても穏やか。

 

切り立ち、いりくんだ海岸線には、

急に港や田畑が現れる。

 

日本海の厳しい気候を過ごすための風景、

大きな看板広告も、コンビニも全くない風景を駆け抜けると、

 

やがて、瑩山紹瑾禅師によって開創された総持寺祖院へ。

 

かつて曹洞宗の大本山であり、総檜作りの山門の奥には、

 

何気に
山岡鉄舟の書のある法堂。内部の大きさには圧倒されました。

 

ただ、

能登地震の傷跡は、いまも生々しく残ります。

 

 

 

再び、海岸線を南下すると

 

所々に名所となった断崖や

 

義経の舟隠しに巌門など、

 

永い日本海の厳しさにつくられた、日本の原風景。

能登金剛。

冬はきっと違った表情となるのでしょう。

 

 

旅の終わりはのんびり能登鉄道の、

 

のどかで穏やかな夏の時間となりましたが、

 

いつまでもやさしい海でした。

 

穴水の地元で伺った、町のお食事どころの能登丼も
素材そのままの素朴な味に箸もすーっとすすみ、
能登の醤油がおいしさを引き立ててました。

 

・・・・・・

 

 

羽田から、夕刻の激しい渋滞をものともせず、

軽快に
都心を走りぬけるリムジンバスからの眺め。

能登の景色とは真逆の
ここに改めてはいる方々の日本の舵取りやいかに。


・・・・・

 

夏休みの金沢や能登の旅、素敵な時間をありがとう。

 

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