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さて乾季の季節の

アンコールワットです。

 

インドでは

カースト制度を支えた

バラモン教から生まれた仏教は

 

その後インドからは失われますが

大乗仏教が北伝
上座部仏教が南伝し

それぞれの地域で伝統と習合しました。

 

そのような中、アンコールの地では

まず

大乗仏教とヒンドゥー教が根付き

 

バイヨン寺院と同じく

神々と

 

人々の生活が

 

壁に浮かぶように彫られた回廊があり

それらに囲まれた

 

いくつもの塔が

幾何学的に配置されおりました。

 

ここは

アンコールの中でも

特に神聖な場所ということで

 

年末に訪れた多くの人々にもまれながら

さらに

時間の制限がある中で

 

中央の塔を囲む第3回廊

に登るには

ひと苦労がありましたが

 

森を越えてくる風の心地よさや

 

夕刻に染まる遥か遠くの景色に映える

 

塔の彫刻に近づくことができて感謝です。

 

今では

上座部仏教が

宗教の中心

となったカンボジアですが

 

ジャングルに埋もれることで残された

 

仏教伝来の記憶が蘇りますね。

 

・・・・・

 

本来

偶像崇拝を否定していたお釈迦様でしたが

日本でも

伝来から奈良時代ごろまでに

多くの神が仏像となり

その時代の寺院では

回廊に囲まれて

内部に塔や経堂が配置されたことなど

何か

アンコールワットとの共通性が見いだせます。

 

この地で

何かほっとした気持ちをいただけるのは

水底から

多くの仏の心が

溢れているからなのでしょうか。


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